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　全てのサボテンのご先祖の「杢キリン」と言う名前の木です。木ですがサボテン科です。それに花が咲きました！

　そこらの道端に落ちて居そうな10cm程の小枝を挿し木した様な苗木を、2018年２月に買って育てていて、今は肩の高さ位になってます。あ、２本買ったのですが1000円位しました。たかが小枝２本で1000円です。　高い植物なんです。
　杢キリンは寒さに弱いので冬は加温温室に入れているのですが、それでも落葉してしまうので、春になって新芽が出て成長再開するまでに時間と体力を使ってしまいます。ですので当地（京都市）では、花は咲かないか、咲くとしてもまだ10年は掛かると思っていました。
　ですからそんなに気を付けていませんでしたが、今日ふと見ると、葉っぱの中にちょっと葉っぱとは違う黄緑色の物が・・

　え？　何か病気で葉っぱの色が変色したの？　と思いましたが、よーく見ると花っぽいんです。
　「でもウチの杢キリンはまだ肩位しか無くてか細いので、花は咲かないでしょー。別の花が落ちて来て引っ掛かってるんじゃないの？」
　とまで思いましたが、近寄って見てみると、ちゃんと本体に繋がってます（笑）　別の花が引っ掛かっている訳じゃありません。
　いやもうびっくりです。
　今年は夏がまるまる１か月余分にありましたので、育ったのかも知れません。


　↑「これサボテンです！」と言ったら、100人中157人位が「いい加減な事を言うな！」って言うと思います。でも写真ではよく見えませんが、茎にはバラよりも細くて長くて鋭いトゲが生えてます。

　花の大きさは2.5cm位の小さい花で、お茶の木の花みたいな、椿科の花みたいな感じです。
　周りにまだ同じ様な蕾になりそうな芽が幾つかありますので、もしかしたらもう幾つか咲くかも知れません。
　でも、これから先、ようやく気温が下がるみたいですので、どこまで成長を続けられるかが、続いて咲くかどうかの鍵になるのかも知れません。